製品・ソリューション

第216号:CMMI導入のための役割の例

2022年3月25日発行

[cmm]銀ノ弾丸ディスパッチャー:CMMI導入のための役割の例
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┃月刊 銀ノ弾丸★ディスパッチャー      ┏┛Optimizing     ┃
┃≪≪プロセス改善のためのCMMI活用≫≫   ┏┛Quantitatively Managed┃
┃                    ┏┛Defined         ┃
┃発行:(株)大和コンピューター     ┏┛Managed          ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┛
諸般の都合によりICM社の製品の発売日が延期されている。
(MC 2.4 実際の結果が計画された結果より著しく逸脱する場合は、是正処置をと
り終結に至るまで管理する。)

CONTENTS
■CMMI導入のための役割の例


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■ピーアール
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『CMMI Institute公式 CMMI V2.0アップグレードトレーニング』
このトレーニングでは、CMMI V2.0モデル構造の主要コンポーネント、および
CMMI V1.3とCMMI V2.0の主な違いについて説明します。
日時:2022年 6月17日(金) 9:30~17:30
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/seminar/v2_0upgrade
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■ピーアール
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『CMMI Institute公式 CMMI入門コースV2.0(FOC+BDE)』
このコースは、CMMI Development V2.0に関する以下の2つのCMMI Institute公式
コースを組み合わせて計3日間で提供するものです。
・Foundations of Capability(能力の基礎)コース
・Building Development Excellence(卓越した開発力構築)コース
日時:2022年 7月20日(水)~22日(金)9:30~17:30
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/seminar/introv2_0
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■ピーアール
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『5分でできる! ソフトウエア開発プロジェクトCMMI V2.0 セルフチェック』
CMMIに照らして、自社のソフトウェア開発プロジェクトの状況が簡単にチェック
できます。
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/cmmiselfchk2/
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■ピーアール
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大和コンピューターは、CMMI Instituteとのパートナ契約の下、公式のCMMIコー
スや、CMMIの成熟度レベルを判定するアプレイザル等のサービスをご提供してお
ります。

▼サービス事例
・組織のメンバにCMMIの概要を伝える、トレーニングコース
・現在のプロセスの改善の機会を明らかにする、ギャップ分析
・改善の機会に対する改善策の検討の参加
・標準プロセスや各種テンプレートの作成活動に対する支援
・御社にインストラクタを派遣して実施するCMMI Institute公式CMMI入門コース

皆様のニーズに柔軟に対応しておりますので、まずはお気軽に下記までご連絡下
さい。
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/inquiries
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■CMMI導入のための役割の例
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これからCMMIを自組織に導入してプロセス改善を進めていこうと考えているが、
どのような体制や役割で進めていけばよいかわからない、というのはCMMIを初め
て導入する際によくある悩みではないでしょうか。

ソフトウェア開発組織でプロセス改善を推進していく際、伝統的にはSEPG
(Software Engineering Process Group)という改善活動を進める責任を持ったグ
ループを設置し、SEPGが中心となって進めていくのがよいと言われていますが、
最近はどうでしょうか。

CMMIベースの改善活動の推進体制の例が示されている最近の資料として、CMMI 
Instituteが無料で公開しているCMMI導入と移行の手引き(CMMI Adoption and 
Transition Guidance)というのがあります。

https://tinyurl.com/24a2h26b
※ダウンロードするには、CMMI Instituteサイトへの登録が必要です。

この手引は、CMMIを初めて導入する場合やV1.3からV2.0へ移行する場合のステッ
プを紹介するガイドとして2018年に初版がリリースされ、当メルマガでも以前紹
介したことがあります。
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/mailmagazine/backnumber/1410.html

この1月に2.3版にアップデートされ、セキュリティや安全性に関する追記や更新
がなされているほか、CMMI導入の役割の種類や名称が若干変更されています。

Appendix D Typical CMMI Adoption Rolesにて、典型的なCMMI導入のための役割
が掲載されていますので、ざっくりとご紹介します。

CMMI導入推進体制の参考にしていただければと思います。また、CMMIアソシエイ
ト試験の受験を予定されている方は、この役割から出題されることもありますの
で、名前やどんな役割なのかくらいは押さえておいたほうがいいです。

当手引きでは、以下の6種類の役割が説明されています。
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 1.バイヤー (Buyer)
 2.スポンサー (Sponsor)
 3.実践者 (Practitioner)
 4.プロセスグループメンバ (Process Group Member)
 5.品質管理者 (Quality Manager)
 6.プロジェクト管理者 (Project Manager)
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1.バイヤーは、予算の管理や、供給者の選定と管理、承認などを行います。

2.スポンサーは、組織の戦略や事業目標設定、改善策の優先順位の決定、改善活
動のリソース確保・資金提供・監督、CMMI評定実施の承認などを行います。

バイヤーとスポンサーは、どちらも組織の上級管理層に相当する方々が担う役割
となり、同一人物の場合もあると思いますが、バイヤーは外部からの調達管理、
スポンサーは組織内の目標設定や監督、改善活動やCMMI評定の要求提示と承認等
に主眼がある、といった違いがあるようです。

3.実践者は、実際にプロセスを実施する人たちです。適用されるプロセスの関連
業務を行う人たちにあたりますので、例えばプロジェクトでの開発メンバや運用
担当者などですね。

プロセスに従って実践し、4.プロセスグループへ改善のためのフィードバックを
行い、場合によっては改善活動そのものにも関与していきます。プロセス改善は
一部の少数派だけが行うものではなく、組織内の全員が関わっていくことが重要
です。

4.プロセスグループメンバがいわゆるSEPGに相当し、プロセス改善を推進する中
心の役割を担います。目標と整合した改善活動推進、改善のガイド提供、関係者
との調整、推進上の課題の解決、改善の実施やトレーニングの提供、プロセス実
装上のギャップの特定、CMMIモデルの適用などの活動を行います。

専任のグループが割り当てられてフルタイムで行う場合や、開発部門と兼任で一
部の時間を改善活動に割く場合もあります。

このプロセスグループメンバが改善活動をうまく進めるためのキーとなりますの
で、目標とする活動が実施できるように体制を組んでいく必要があります。

5.品質管理者は、プロセス品質保証や品質管理を担当します。プロセスが効果的
に行われているかを評価したり品質を分析したりします。

6.プロジェクト管理者は、プロジェクトを計画し管理する人たちです。当手引き
では、一般的なプロジェクト管理の役割のほか、人材育成的な役割も活動内容と
して説明されています。

プロジェクト管理者に人材育成を担う役割が割り当てられていることに違和感を
感じる人もいるかもしれませんが、これは以前のバージョンでは7.人材管理者
(Workforce Manager)という役割が別に設定されており、今回の改訂でこれがプ
ロジェクト管理者に統合されたため、このような役割分担になっているようです。
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以上、CMMI導入と移行の手引きの典型的なCMMI導入のための役割のご紹介でした。

より詳しく知りたい方は、手引きをダウンロードしてご確認ください。これらを
参考に、各々の組織にあった形で推進体制を組むと良いでしょう。

ところで余談ですが、SEPGという言い方はソフトウェア開発組織でのプロセスグ
ループを表すので、それ以外の業務を扱う組織に適用することを考慮してか、役
割名にはSoftware Engineeringがつかず、Process Group Memberとなっています。

Process Group Memberは特に公式略称があるわけではなさそうですが、今後は
PGMという略称が改善活動を行う人々を表す用語になるんでしょうか。しかし
SEPGまたはEPGという言い方はわりと定着していると思われるので、やっぱり今
後もそのままSEPGと言い続けそうな気がします。
                                (大久保)
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次号は4月25日配信予定です。

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CMMIおよびSCAMPIは、CMMI Instituteの登録商標です。
SEPGおよびIDEALは、カーネギーメロン大学のサービスマークです。
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月刊 銀ノ弾丸ディスパッチャー  (毎月25日発行)
編集責任者:今森由佳
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