第235号：カレンダーに印を付けておきたい当面の重要な日

CMMI V3.0がリリースされましたが、まだ多くの組織でCMMI V2.0を使っていることでしょう。来年、CMMI V2.2のアプレイザルを予定している組織にとって重要な日をいくつかご紹介します。

2024年1月31日
サンプルスコープの承認を要求できる最後の日。CMMI V2.2のアプレイザルをやるならこの日までにサンプリングに必要な情報をCASに登録してランダムサンプル生成ができる準備を整える必要があります。

2024年2月13日
CMMI V2.2のアプレイザルで、サンプルスコープの承認を得る最後の日

2024年5月14日
CMMI V2.2のアプレイザルで、フェーズ3を完了できる最後の日。この日までにアプレイザルを完了する必要があります。

2024年にCMMI V2.2のアプレイザルを予定している組織の方はご注意ください。


次に、新しいコース、試験、更新トレーニングについてご紹介します。

2023年9月21日に以下のトレーニングと試験がリリースされました。
・CMMI V3.0 Update Training
・Building Organizational Capability Course
・Practitioner Exam

Practitioner Examは、認定プラクティショナーになるための試験です。試験に合格すると、すべてのドメインのアプレイザルチームメンバになる資格が得られます。CMMI V3.0には、Data、Development (DEV)、People (PPL)、Safety (SAF)、Security (SEC)、Services (SVC)、Suppliers (SPM)、Virtual (VRT)というドメインがあります。

2024年3月31日までアーリーアダプター期間がありますので、認定プラクティショナーになりたいアソシエイトの方は、それまでにPractitioner Examを受験することをおすすめします。

それ以降は、認定プラクティショナーになるにはBuilding Organizational Capability Course とPractitioner Examが必須になります。

2024年3月31日までならPractitioner Examに合格するだけで認定プラクティショナーになれますのでお得です。

Practitioner Examの詳細は以下のページで確認してください。
https://cmmiinstitute.com/store/cmmi-certified-practitioner-exam
この試験の価格は$500です。

アソシエイトでない方が、アプレイザルチームメンバになるためには、試験に合格するだけではダメで、トレーニングを受講する必要があります。

どのトレーニングを受講すればよいのかは、どんなアプレイザルに参加したいのかに依存します。資格取得に必要なトレーニングと試験は以下のとおりです。

すべてのドメインの参加資格が欲しい場合：
　・Building Organizational Capability Course
　・Practitioner Exam

CMMI開発だけでよい場合：
　・Foundations of Capability
　・Building Development Excellence
　・Associate Exam

CMMIサービスだけでよい場合：
　・Foundations of Capability
　・Building Service Excellence
　・Associate Exam

あと、すでにアソシエイト資格を持っており、別のドメインのアプレイザルチームメンバになるつもりがない場合は、何もする必要はありません。

なるべく混乱なくCMMI V3.0へ移行できることをお祈り申し上げます。

CMMIに照らして、自社のソフトウェア開発プロジェクトの状況が簡単にチェックできます。
https://www.daiwa-computer.co.jp/cmmiselfchk2/

▼サービス事例
・組織のメンバにCMMIの概要を伝える、トレーニングコース
・現在のプロセスの改善の機会を明らかにする、ギャップ分析
・改善の機会に対する改善策の検討の参加
・標準プロセスや各種テンプレートの作成活動に対する支援
・御社にインストラクタを派遣して実施するCMMI Institute公式CMMI入門コース

皆様のニーズに柔軟に対応しておりますので、まずはお気軽に下記までご連絡下さい。
https://www.daiwa-computer.co.jp/services/consulting/inquiries/