お気づきの方もいらっしゃると思いますが、弊社のホームページが10月に全面リニューアルされました。
弊社のCMMIコンサルティング、メルマガバックナンバー、セミナー案内、CMMIセルフチェック等のURLが諸々変更されておりますので、ブックマーク登録されている方は変更いただけますようお願いします。入り口となるページはこちら。
https://www.daiwa-computer.co.jp/services/consulting/cmmi/
新たにCMMI概要や導入支援メニュー、教育サービス案内の説明資料のダウンロードもできるようになりましたので、よろしければご利用ください。
さて、先月のメルマガでもお伝えしましたとおり、最近CMMI V3.0の動きが活性化しております。トレーニング関連についていくつかお知らせします。
CMMIユーザーの皆様に関連するV3.0のトレーニングと試験は以下の2系統あります。
1.DEV、SVC以外のドメインを利用したい方向け
Building Organizational Capability(BOC)コース
Practitioner Exam
2.従来どおりCMMI開発(DEV)またはサービス(SVC)のみ利用したい方向け:
Foundations of Capability(FOC)コース
Building Development Excellence(BDE)コース
Building Service Excellence(BSE)コース
Associate Exam
1は、CMMI V3.0の全ドメインを含む計4日間のコースで、修了するとPractitioner Examを受講できるようになります。それに合格することが、全ドメインを対象としたアプレイザルのチームメンバ要件となっています。
先月のメルマガでご案内したように、2024年3月31日まではアーリーアダプター期間で、BOCコースの受講無しにPractitioner Examを受講できますので、興味のある方はチャレンジしてみてください。
BOCコースはDEVやSVCだけでなく、DataやPeople等を含むすべてのドメインを学習できる非常に有意義なコースではありますが、2023年9月21日に教材がリリースされたばかりで、国内でのニーズも現時点では不明なため、ご提供はしばらく先になる見込みです。是非受けてみたいという方がいらっしゃれば、実施できるように準備を整えていきたいと思いますので、弊社までお問合せください。
2は、CMMI V2.0から実施されているコースをV3.0用に改定したもので、FOCコースが2日間、BDEまたはBSEコースは1日の計3日間で実施します。弊社では、FOCとBDEをあわせて「CMMI V2.0公式コース」の名称で提供しているものになります。
コースを修了すると、Associate Examを受講できるようになり、それに合格することが、DEVまたはSVCのアプレイザルのチームメンバ要件となっています。
ちなみに、V3.0では、V1.3→V2.0の時に用意されていたアップグレードトレーニングはありません。リードアプレイザやインストラクタがその資格を更新するためのUpdate Trainingというのはありますが、一般のアプレイザルチームメンバ向けのものはなく、V2.0の資格をお持ちであれば、そのままV3.0のチームメンバ資格が得られます。
と、ここまでは先月までのメルマガで概ねご案内していた情報になりますが、新たな情報として、2の教材が2023年10月31日にリリースされました。
V3.0用にFOC、BDE、BSEの教材が刷新されております。また、Associate ExamもV3.0に対応して内容が更新されたとの情報が入っております。
当初は、V3.0用のコースがリリースされた後も、V2.0のアプレイザルの終了日が2024年5月であることから、従来のV2.0コースは2024年もまだ継続できるものと想定して、つい先日まで弊社ホームページでも12月、2月のV2.0コースの開催予定を掲載しておりました。
しかし、10月31日のV3.0教材リリース以降はV3.0コースのみが提供可能とISACAから新たな方針がでてきたため、急遽計画を変更して今後のコースはV3.0で開催できるよう現在準備を進めております。
というわけで、CMMI V3.0公式コース(FOC+BDE)の第1回を以下の予定で実施しますのでご案内いたします。
CMMI V3.0公式コース
日時:2024年 2月26日(月)~28日(水)
https://www.daiwa-computer.co.jp/services/consulting/cmmi/seminar/introv3_0/
受講いただきますと、CMMI V3.0の英語版モデルが入手可能です。また、講義・演習資料の日本語翻訳版、および関連の補足資料を配布し、日本語での受講に不自由がないようにいたします。
Associate Examについては、今回から以下の改定がなされたようです。
・問題がCMMI V3.0に対応 (以前はV2.2までの範囲が対象)
・時間は150分、全60問 (以前は180分)
・不合格となった場合の再試験のポリシーが改定
<これまで>
- 計3回まで受験可(2回まで失敗可)、期限は特になし
- 1回目の不合格後、2回目の再試験はすぐに受験可
- 3回目の再試験は、2回目から6ヶ月後でないと受験不可で、不合格時はコース受講からやり直し
<改定後>
- 1回目から12ヶ月以内に最大4回まで受験可(3回まで失敗可)
- 1回目の不合格後、2回目の再試験は30日後でないと受験できない
- 3、4回目の再試験は90日後でないと受験できない
試験時間は短くなっていますが、もともとが長かったので150分でもほとんどの方には問題ないでしょう。試験問題も、V2.2→V3.0での改定点は当試験範囲内においてそれほど多くないので、以前の試験の傾向と対策が通用するかと思います。
不合格時の再試験ルールが改定について、間近にアプレイザルが迫っている方の場合は注意ですね。
当コースでは、受講した皆様が無事にAssociate Examに合格できるように、受講手続きや傾向と対策をお伝えしますのでご安心ください。
最新のCMMI V3.0で新たな改善活動の一歩を踏み出してみませんか?
皆様のご参加お待ちしております。