メルマガ
バックナンバー

第21号:SEPG2006 プログラム発表,CMMI 2つの表現,直接の利害関係者を特定し関与させる話

2005年12月22日

  • 01SEPG2006 プログラム発表

    毎年3月ごろに行われているSEI主催のカンファレンス、SEPG2006 のプログラムが発表されました。ざっと見たところ、People CMM や Safety And Security といったカテゴリが増えているのが特徴でしょうか。参加申込の受付も始まっていますので、興味のある方は是非一度チェックしてみて下さい。
    プログラムは下記アドレスからダウンロードできます。
    http://www.sei.cmu.edu/sepg/downloads.html

  • 02CMMI 2つの表現

    まいどですぅ。CMMやCMMIの理解をより深めていただくために、私CMMセミナー担当の西田理恵子が、プロセス改善活動家なら必ず押さえておきたい情報を簡単に説明していきます。

    では今月は、CMMI 2つの表現について。

    CMMIには2つの表現、
    Staged Representation(段階表現) と
    Continuous Representation(連続表現) が、あります。

    ●Staged Representation(段階表現)

        ML5 ┌┐
       ML4 ┌┴┴┐
      ML3 ┌┴──┴┐
     ML2 ┌┴────┴┐
    ML1 ┌┴──────┴┐
      └────────┘

    -ポイント-
    ・SW-CMMで使用されている。
    ・組織の成熟度レベルによって、改善の達成度を示す。
    ・一次元:成熟度により、達成するプロセス領域(PA)をグループ化し、達成度を一次元で表現する。(レベル1→レベル2・・・レベル5)

    例えば、
    レベル2は、
    ・要件管理
    ・プロジェクト計画策定
    ・プロジェクトの監視と制御
    ・供給者合意管理
    ・測定と分析
    ・プロセスと成果物の品質保証
    ・構成管理

    の7つのPAでグループ化されています。

    それら全てのPAが達成されれば、レベル2に到達したことになります。

    ●Continuous Representation(連続表現)

    CL5|
    CL4|  ┌┐
    CL3|  ││
    CL2|  ││┌┐
    CL1|┌┐││││
    CL0└┴┴┴┴┴┴
       PA PA PA

    -ポイント-
    ・SE-CMMで使用されている。
    ・プロセス領域の「能力レベル」によって、改善の達成度を示す。
    ・二次元:「PA」次元と「能力」レベル次元の二次元で達成度を表現する。

    例えば、要件管理のPAだけのレベルを判定することができます。


    今月は以上です。
    では、さようなら。バイバイキーン!