CMMI V2.0関連の続報をお伝えします。
第178号:CMMI V2.0情報:無料で利用可能な資料、動向など
2019年01月25日
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CMMI V2.0情報:無料で利用可能な資料、動向など
無料で利用可能な資料が更新
先月のメルマガでCMMI V2.0サービスと供給者管理ビューがリリースされたとお伝えしましたが、それに合わせて、無料で入手可能なCMMI V2.0の関連資料がいろいろと更新されました。
CMMI V2.0 Quick Reference Guide(クイックリファレンス)
https://tinyurl.com/y8baulgb
CMMI V2.0 Adoption and Transition Guidance(適用・移行ガイド)
https://tinyurl.com/yahta4od
CMMI V2.0 to V1.3 Practice Mapping(V1.3とのマッピング)
https://tinyurl.com/yd2e6mlt
ダウンロードするには、先にCMMI研究所のサイトに登録が必要です。
主な変更点は、CMMI V2.0サービスと供給者管理ビューの内容が反映され、タイトル等の修正や、一部のマッピング等の不備の修正がなされています。
Version 2.1と書いてありますが、これはサービスと供給者管理ビューが追加されたことによる内部的なビルドのバージョン番号なので、CMMI V2.1になったわけではありません。
CMMI V2.0という名称はブランド名として今後も継続して使用されますのでご注意ください。
また、以前になかったものとして、以下が追加されています。
CMMI V2.1 to V1.3 Detailed Practice Mapping (Excel)
https://tinyurl.com/y94bcdoo
V1.3との詳細マッピング表で、Excelフォーマットで作成されています。
フィルタ機能を使ってプラクティスの検索や絞り込みが出来るので、V1.3との対比がしやすく、PDF版より使い勝手が良いかと思います。
MDD V2.0 Quick Reference Guide (Version 2.0)
https://tinyurl.com/y8e9w66m
Method Definition Document(評定手法の記述文書)のクイックリファレンスです。
210ページと結構なボリュームがあるMDDをコンパクトに19ページににまとめているので、評定の全体像が知りたい方はご一読されるといいでしょう。
ただ、具体的なことはMDD本体にしか書いてないので、詳しく知りたい方は、MDD本体を入するか、担当のリードアプレイザにご相談されるといいでしょう。当社のホームページ
少し前からですが、当社でもCMMI V2.0に関する概要紹介ページを公開しております。
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/cmmi-v2
CMMI Development V2.0の概要を日本語でご紹介しておりますので、参考になさってください。
現状と今後の動向
最後に現状のCMMIの動向ですが、先日のパートナー向けの報告によると、2018年の全世界でのCMMIアプレイザル件数は前年よりも13%アップ、公式CMMIトレーニング受講者数も15%アップしたとのニュースがありました。
2018年からV2.0の公式トレーニングが開始され、受講者数の伸びにつながったようです。
2019年1月よりCMMI V2.0のアプレイザルもついに開始されましたので、今後さらにV2.0にシフトする動きが世界的に進んでいくことでしょう。
日本国内でCMMI V2.0が盛り上がってくるのは公式日本語訳版がリリースされた後になるかと思われますが、こちらの翻訳作業も着々と進んでいるようですので、期待して待ちましょう。