CMMI V2.0サービスと供給者管理ビューが12月4日にリリースされました。
これで、CMMI V2.0には、開発、サービス、供給者管理という3つのビューができました。
改善ニーズに合わせてカスタマイズできます。
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https://cmmiinstitute.com/cmmi
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https://tinyurl.com/y72ulc3m
サービスと供給者管理は、次のようなメリットがあります。
・サービス:市場と顧客のニーズを満たす高品質のサービスを効率的かつ効果的に提供する組織の能力を向上させます。
・供給者管理:企業リスクを削減し、サプライチェーン管理能力を向上させます。
プラクティス領域が5つ増えました。新たに追加されたプラクティス領域の意図とバリューは次のとおりです。
最初の4つがサービスビューに含まれるプラクティス領域で、最後の供給元の選択が供給者管理ビューに含まれるプラクティス領域です。
○継続(Continuity; CONT)
<意図>
作業を継続または再開できるように、事業活動への著しい混乱に対する軽減活動を計画します。
<バリュー>
重大な混乱や致命的なイベントが発生した場合に継続的な運用を可能にします。
○インシデントの解決と予防(Incident Resolution and Prevention; IRP)
<意図>
サービス提供レベルを持続するために迅速に混乱を解決し防止します。
<パリュー>
目標と顧客コミットメントをより効果的に達成するために混乱の影響を最小限に抑えます。
○サービス提供管理(Service Delivery Management; SDM)
<意図>
サービスを提供し、サービス提供システムを管理します。
<バリュー>
顧客の期待に応えるサービスを提供することにより、顧客満足度を向上させます。
○戦略的サービス管理(Strategic Service Management; STSM)
<意図>
戦略的なビジネスニーズや計画に適合した標準サービスを開発し、展開します。
<バリュー>
標準サービスと顧客ニーズを調和させることにより、ビジネス目標を達成する可能性を高めます。
○供給元の選択(Supplier Source Selection; SSS)
<意図>
潜在的な供給者に提案を求めて、ソリューションを提供する1つ以上の供給者を選択するために使用される資料のパッケージを開発し、最新の状態を維持します。
<バリュー>
ソリューションを提供するために最も適格な供給者を選択する能力を向上させます。
以上、サービスと供給者管理ビューについて簡単に紹介しました。
お仕事がサービスや供給者管理に関連する方は試してみてください。
第177号:CMMI V2.0サービスと供給者管理ビュー
2018年12月25日
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CMMI V2.0サービスと供給者管理ビュー