Maturity Profile Reportsがリリースされました。
これは、CMMIモデル、SCAMPIのバージョン1.2または1.3を用いてアプレイザルを実施した結果であり、この中には調達のためのCMMI、サービスのためのCMMIも含まれています。
今回より発表元がSEIからCMMI Instituteに移行しています。とてもカラフルになっています。
内容は、大きく分けて以下の2つで構成されています。
1.現況
2.世界の傾向
1.現況
2006年以降、7200以上のアプレイザルが実施されています。
では、アプレイザルを実施した結果、どのレベルの達成が多いのでしょうか?
その結果は以下の通りで、6割以上がレベル3を達成していることが分かりました。
レベル5 : 6.2%
レベル4 : 1.7%
レベル3 :63.3%
レベル2 :24.6%
レベル1 : 1.0%
レベルなし: 3.3%
組織の規模をみると、以下の通りとなりました。
※小数第2位四捨五入
100名以下 :63.63%
101名~200名:15.85%
201名以上 :20.52%
2.世界の傾向
昨年12月までにアプレイザルを実施し、かつ今年1月までにCMMI Insutituteに報告があった国の数は、88カ国でした。
前回の発表時から11カ国増えています。増えた国として、クロアチア、イラク、ガーナやジャマイカ、ケニアがあります。
国別にみてみましょう。アプレイザル実施数上位10カ国は以下の通りです。
また、上位2カ国が全アプレイザル報告数の半数以上を占めています。
1位 中国: 2,425件
2位 アメリカ: 1,519件
3位 インド: 662件
4位 スペイン: 273件
5位 韓国: 198件
6位 日本: 191件
7位 ブラジル: 174件
8位 メキシコ: 165件
9位 イギリス: 86件
10位 ドイツ: 77件
より詳細な内容をみたいという方は、以下のサイトにアクセスしてみて下さい。
過去のアプレイザル報告数も掲載されています。
http://cmmiinstitute.com/resource/process-maturity-profiles/
第109号:Maturity Profile Reports March 2013
2013年04月25日
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Maturity Profile Reports March 2013