D-column

#10:知っておきたい!美味しいアールスメロンを選ぶ時に意識したいポイント

2024年09月02日

  • お盆を過ぎても、まだまだ暑い日が続いていますね。メロンの温室内も40度を超える日があり、長時間入っているのはとても大変です。
    皆さんも体調管理には十分気を付けてくださいね。

    さて、今回は私たちが栽培しているネット系青肉メロン(アールスメロン)について、美味しいメロンの選び方をお話ししたいと思います。
    一般的に言われていることや、ベテラン農家さんに聞いた話などを交えながらご紹介します。

    ただ、実際のところ、本当に美味しいかどうかは食べてみないとわからないもの。とはいえ、アールスメロンは高級メロンですので、お店で購入する際にはより美味しいものを選びたいですよね。
    これが絶対に美味しいメロンだというわけではありません。また、これら以外にも見分け方があるかもしれませんが、お店でメロンを選ぶときの参考になればと思います。

    ・メロンの網目
    網目が細かく、均等で、しっかりと盛り上がっているものが良いと言われています。
    この様な網目のメロンは、適正な栽培管理が行われた証であり、品質が高い可能性があります。


    ・メロンの形
    あまり大きすぎず、重さがあり、形が丸く左右対称のものが良いと言われています。大きすぎるメロンは、果肉が成長しすぎて水分が多くなり、結果として味が薄くなる傾向があります。重さがある方が、甘みが凝縮している可能性があります。
    また、形が丸いメロンは、栄養が均等に行き渡り、全体が均一に熟していることを示しています。横長や縦長のメロンでは、一部が未熟であったり、過熟であったりする可能性があります。


    ・メロンのツル
    T字のツルの根元が太くて短いメロンの方が、美味しいと言われています。
    果実に栄養を送る部分になるので、太くて短い方が実が良くなると言われています。


    ・メロンの果皮の色
    果皮の色は、うすい緑色が良いと言われています。
    果皮の色が、緑色だと、樹上で果実が柔らかくなり、糖度が上がっていない場合があります。また、白すぎると、可食部が少ない可能性があります。

  • また、インターネットで調べると「甘い香りがするメロン」や「お尻の部分が少し柔らかいメロン」が出てきますが、これらは食べ頃を示しています。アールスメロンは、収穫してから7~10日(保管状態によって異なります)ほど追熟すると、糖度は変わらないものの、果肉が柔らかくてまろやかになり、美味しくなります。甘い香りがしたり、お尻の部分が少し柔らかいメロンは食べ頃のサインです。もし、買ってすぐに食べたい場合は、こうしたメロンを選ぶと良いと思います。

    [F.M]