D-column

#11 : こんな研修やってます。農業体験研修の魅力

2024年10月07日

  • 大和コンピューターは2008年から農業に関わっております。
    最初は調査などから始めましたが、今では子会社が運営する
    栽培圃場を4箇所持ち、それぞれ継続的に栽培を行っております。

    また大和コンピューターでは、農業を体験する社内研修、"農業研修"を2008年から行っております。

    私(筆者)は2008年入社で初回の農業研修に参加致しました。

    未だにしっかり覚えているのは、
    私が新人集合研修で開発研修を受けているところに社長の中村が来まして、
    「体を動かしたいメンバーはいるか?」と聞かれ、
    私含め新人メンバーの8割が手を挙げていたことです。
    慣れていない開発に関する研修を続けてきて、気分転換になればと思い手を挙げたことを覚えています。

    初回の農業研修では、自社管理の農場もなかったため外部研修として
    3グループに分かれ橋の建設や花の種まき、ファラベラや烏骨鶏のお世話を行いました。
    自分達で取り上げた烏骨鶏の卵を晩御飯に玉かけご飯にして食べた時は、新鮮な玉子ってこんなに美味しいのかと驚きました。

    2009年からは近藤稔様に栽培委託するようになり、研修もよりメロン栽培に対して具体的な農業体験になっていきました。
    近年では、色んな入社年度の方に参加頂き、
    大和コンピューターの農業事業について知って頂き、
    参加者同士コミュニケーションを取って頂きながら楽しく農業体験を行って頂けるよう研修を行っております。

    一部ご紹介いたします。

    2024年6月に実施した近藤農園で行った農業体験の様子です。

    こちらは鉢上げという作業で、
    トレイに入った培地にメロンの種を植える作業を行って頂きました。
    一見簡単な作業に見えますが、植える深さや土の硬さ、埋め方が違うと、
    発芽や定植までの苗の成長に個々のズレが生じ、最終的な商品価値として低くなるリスクがあり、
    注意点の多い作業となっています。

    この鉢上げ以外にも樹を支持紐に吊り下げる"誘引"や"収穫"作業など、メロンに関する農作業を色々体験して頂きました。
    当日は6月ではありましたが、曇りであったため
    そこまで気温も上がらず、参加者であれこれ話をしながら作業を進めて頂きました。

    私はグループの一人として参加して、話題を出しながら一緒に作業をする
    ポジションとして参加させて頂きました。
    研修後にはあれがあると良かった、こうして欲しかったと意見を頂きましたが、
    なにより一緒に参加したメンバーが「日頃話せなかった人達と色んなことを話せた!」と言ってもらえたことを嬉しく思っております。

    実はこの時に鉢上げ頂いたメロンが先日収穫を迎えました。

    研修で鉢上げして頂いた種は立派なメロンになりました。

  • 私個人としては、こういった体験を通じて
    一緒に日本の農業を強くする仕組みを考えていければと考えております。
    また、日頃社内で開発していては発見できないようなことが
    発見できる機会になれば良いと考えております。

    今年度はまた新しい形の農業研修としてより良いものになるよう検討して参ります。


    T.K.