D-column

#7:マスクメロンの網目について(その2)-網目の良し悪し-

2024年06月04日

  • 最近、雨の日が多くなりそろそろ梅雨かと思い、梅雨時期のメロンの栽培についていろいろ考えています。

    例えば、「今雨が降っているけど急に晴れたら萎れそうだな。」「雨や曇りの日が続くと木が細くなって、弱くなってしまうな。」等や、
    去年は雨の日が多く菌類の病気が多く出たこと等を思い出し、これらの対策について等です。

    皆様は梅雨となると、特定の事を考えたり思い返したりすることはありますでしょうか?

  • 今回もメロンの網目について書かせて頂きます。
    メロンの網目のでき方について以前「#4:マスクメロンの網目について」でご紹介しました。

    その中でメロンの網目の綺麗さが品質に影響すると書かせて頂きました。
    我々も栽培したメロンを出荷する時に、網目や果実の形などを見て品質を判定するのですが、 網目の判定は毎回、悩んでいます。

    悩む原因は、 網目自体が各果実で違っていたり、1つの果実の中で「ここの網目は良いが、ここの網目は悪い」等があり、
    「この網目の品質はこれ!」といった明確な基準があるわけではありません。

    このような事が原因で、果実の品質を毎回同じ基準で判定することが難しくなっています。

    そこで我々と静岡大学と共同研究を行い、収穫した果実の網目をAIを用いて、我々の基準で品質を判定できるようにしました。
    こちらの内容は2022年9月20日に弊社のIRニュース(静岡大学「農知創造研究所」との共同研究内容の発表に関するお知らせ)にて発表させて頂きました 。
    この方法を発展させ、果実の外観の品質が分かりやすいものにならないか試験を行っています。

    例えば、AIの品質判定を元に網目の各部分が分かりやすくなるようにしてみました。

  • こちらは収穫した際に果実の全周を撮影した網目の画像です。

    先ほどの画像に網目の良い部分、悪い部分をAIの判定を元に着色しました。悪い判定の部分が赤い色が濃くなります。

  • このように網目のどこが良いのか、悪いのかが視覚的に分かりやすくできないかと試行錯誤しております。
    この方法も完成しているわけではなく、細かな部分の判定が異なっていたり表現できなかったりと、 まだまだ改善する部分があります。

    また、網目以外にも、果実の形状を数値として表現できないか等も試験的に実施しております。

    このようにAIやIT等を用いて、メロンの品質の判定を分かりやすくし、 安定した品質でメロンを出荷していけるように頑張っております。

    [S.O]