CMMI AIM がリリースされてから、早いもので3ヶ月が経ちました。
メルマガ読者の皆様の組織では、もう CMMI AIM を活用してAIガバナンスの強化に邁進されていますでしょうか?
散在するAIの取り組みを統合し、ガバナンスとROI(投資対効果)の最大化を両立……ちょっと待ってください。ふと思ったのですが、そもそも皆様、ベースとなるCMMI自体をお使いでしょうか?
このメルマガの読者の多くは、CMMIについてはよく理解していると思いますが、中には、「お姉さんに勝手にこのメルマガに登録されてしまって、実はよく分かっていない」という方もいるかもしれませんので、念のために、CMMIについて簡単に解説したいと思います。
CMMI と聞くと、複雑そう、大企業向け、書類仕事が増えるだけといったイメージから、導入をためらっている組織も多いのではないでしょうか?
CMMI は、単なる静的なモデルや監査ツールではありません。よくある誤解を解いてみましょう。
× 単なる書類仕事である
→ 〇 本来の目的はビジネスパフォーマンスの向上であり、書類作りではありません。
× ソフトウェア開発専用である
→ 〇 開発だけでなく、サービス、サプライヤー管理、セキュリティ、人材、データ管理など、あらゆる領域に適用できます。
× 大企業向けである
→ 〇 組織の規模に関わらず、すべての組織で効果を発揮します。
× アジャイル開発と対立する
→ 〇 むしろアジャイルを組織全体にスケールさせ、レジリエンスを高めるのに役立ちます。
× 単なる監査や認証である
→ 〇 アプレイザルは、認証のためではなく、改善のためのツールです。
CMMIは、単なる規則の遵守(コンプライアンス)を示すだけのモデルではなく、実ビジネスの成果や効率を高めるパフォーマンス向上のための実践的フレームワークなのです。
CMMI導入組織の92%が改善目標を達成しており、実際に以下のような目に見える成果が報告されています。
・オンタイムデリバリーの向上:9%
・スケジュール差異の削減:13%
・生産性の向上:13%
・欠陥密度の削減:22%
・顧客満足度の向上:8%
https://cmmiinstitute.com/resource-files/public/cmmi-performance-report-summary
CMMIの良さは、いきなり完璧な開発プロセスを作るのではなく、今できていることを土台にして、段階的に改善していけるところにあります。
CMMIでは、組織のプロセス成熟度を段階的に捉えます。
レベル1:初期状態
プロジェクトごとにやり方が違い、担当者の経験や頑張りに依存しやすい。
レベル2:管理された状態
計画・進捗・品質などを管理し、決めたことを守って進める状態を作る。
レベル3:定義された状態
組織として標準的なプロセスを整備し、プロジェクトがそれを利用できるようにする。
レベル4:定量的に管理された状態
データを使ってプロセスを測定し、問題を客観的に把握する。
レベル5:最適化された状態
データや経験をもとに、継続的にプロセスそのものを改善する。
常にリアクティブで納期が遅れ、品質にばらつきがあり、成功は個人の頑張りに依存している状態から、作業が計画され、リスクを早期に管理し、予測可能な結果を出している状態へと導き、属人化を防いで再現性のあるパフォーマンスを定着させます。
改善への第一歩は、現状を知ることです。まずはCMMIをベースとしたギャップ分析を通じて、自社の強みとギャップを特定することから始めてみませんか? 現状を客観的に把握することが、より良いプロセスへの第一歩となります。
最新のAIガバナンス(CMMI AIM)を見据える上でも、まずは強固なプロセス基盤を構築することが重要です。CMMIの活用方法や、自社への適用についてご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
https://www.daiwa-computer.co.jp/services/consulting/inquiries/
第269号:CMMI AIMリリースから3ヶ月。ところで、そもそもCMMIを使っていますか?
2026年08月25日
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CMMI AIMリリースから3ヶ月。ところで、そもそもCMMIを使っていますか?
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『5分でできる! ソフトウエア開発プロジェクトCMMI セルフチェック』
CMMIに照らして、自社のソフトウェア開発プロジェクトの状況が簡単にチェックできます。
https://www.daiwa-computer.co.jp/cmmiselfchk2/大和コンピューターは、CMMI Instituteとのパートナ契約の下、公式のCMMIコースや、CMMIの成熟度レベルを判定するアプレイザル等のサービスをご提供しております。
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