CMMI V2.0 リリース計画が変更されました。
2018年1月にリリースされる予定でしたが、2018年3月に延期されました。
そして、コンテンツが段階的にリリースされることになりました。
2018年3月にリリースされるものは、次のとおり。
・開発のためのCMMI V2.0(SAM とスクラムのコンテンツを含みます)
・開発のための入門レベルのトレーニング
・アプレイザル手法
・移行と開始ための導入ガイダンス
開発のためのCMMI V2.0モデルは、オンラインモデルビューアから利用することも、PDFをダウンロードすることもできる予定です。
サービス、セキュリティ、セーフティ、供給者管理(ACQ)、人事管理などの追加モデルコンテンツ、および追加のコンテキスト固有のコンテンツは、2018年以降の段階でリリースされる予定です。
V2.0のアプレイザルは2018年7月から受け付けられる予定でしたが、これも延期され、2019年1月からになりました。
第163号:CMMI V2.0リリースが2018年3月に延期, CMMI Maturity Profile Report 2017年6月30日
2017年10月25日
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CMMI V2.0リリースが2018年3月に延期
CMMI Maturity Profile Report 2017年6月30日
CMMI Maturity Profile Reportがリリースされました。
2016年6月末までの実績に基づいて作成されております。
主な内容をご紹介します。
◎アプレイザル数の傾向
2017年は6月末の時点で14%増加しました。
CMMI研究所は、2017年の終わりには前年に比べ16%増加すると予想しています。
2008年: 1,035
2009年: 1,385
2010年: 1,353
2011年: 1,353
2012年: 1,439
2013年: 1,544
2014年: 1,635
2015年: 1,922
2016年: 2,238
2017年: 2,595(6月までの実績と7~12月の予測)
◎成熟度レベル別のアプレイザル数(2008年から2017年6月末までの合計)
なし : 316
レベル1: 115
レベル2: 2,391
レベル3: 10,758
レベル4: 368
レベル5: 1,140
2017年の予測は次のとおり。約10%が高成熟度(レベル4または5)です。
なし : 18
レベル1: 13
レベル2: 208
レベル3: 2,054
レベル4: 61
レベル5: 241
◎関連要素群別のアプレイザル数(2008年から2017年6月末までの合計)
DEV : 13,858
SVC : 1,114
People CMM: 71
ACQ : 45
2017年の予測は次のとおり。
DEV : 2,320
SVC : 265
People CMM: 11
◎組織の規模別のアプレイザル数(2008年から2017年6月末までの合計)
約70%が100人以下の組織です。
1~25 : 3,646
26~100 : 7,235
101~300 : 2,607
301~1,000: 1,093
1,000~ : 461
◎大陸別のアプレイザル数(2008年から2017年6月末までの合計)
アジア : 9,629
北アメリカ : 3,932
ヨーロッパ : 1,435
南アメリカ : 845
アフリカ : 147
オーストラリア: 37
チャイナ、アメリカ、インド、メキシコでアプレイザルが増加しています。
◎アジャイル組織のアプレイザル数
アプレイザルを実施した組織のうち、アジャイル手法を使用している組織の割合が、2009年では28%でしたが、2016年には81%に増加しました。
以上、いかがでしたでしょうか。ここ数年のアプレイザル数の伸びはすごいとか、レベル4の組織はレベル5の組織より少ないとか、今年はレベル2よりもレベル5の組織が多くなりそうとか、もうCMMI-ACQは誰も使っていないのかとか、アジャイル手法が流行っているとか、いろいろ興味深いものが見えてきます。