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第186号:CMMI V2.0の取り組み方:適用と移行ガイドの紹介

2019年9月25日発行

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┃月刊 銀ノ弾丸★ディスパッチャー      ┏┛Optimizing     ┃
┃≪≪プロセス改善のためのCMMI活用≫≫   ┏┛Quantitatively Managed┃
┃                    ┏┛Defined         ┃
┃発行:(株)大和コンピューター     ┏┛Managed          ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┛
先日、新幹線に乗っていると、ワゴン販売員の都合で1台で販売しておりますと
アナウンスがあった。ワゴン販売員にもいろいろ都合があるんだな。
     (MC 2.2 指定された利害関係者の関与とコミットメントを追跡する。)

CONTENTS
■CMMI V2.0の取り組み方:適用と移行ガイドの紹介


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■ピーアール
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大和コンピューターは、CMMI研究所とのパートナ契約の下、公認のCMMIコースや、
CMMIの成熟度レベルを判定する評定手法SCAMPIによるアプレイザル等のサービス
をご提供しております。

▼サービス事例
・組織のメンバにCMMIの概要を伝える、トレーニングコース
・現在のプロセスの改善の機会を明らかにする、ギャップ分析
・改善の機会に対する改善策の検討の参加
・標準プロセスや各種テンプレートの作成活動に対する支援
・御社にインストラクタを派遣して実施するCMMI研究所公認CMMI入門コース

皆様のニーズに柔軟に対応しておりますので、まずはお気軽に下記までご連絡下
さい。
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/inquiries
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■CMMI V2.0の取り組み方:適用と移行ガイドの紹介
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CMMI V2.0の適用やV1.3からの移行を検討中の企業も増えつつあるかと思います
が、その際、どのようにCMMI V2.0の取り組みを始めたらよいのか、またはどの
ようにV1.3から移行していったらよいか悩まれるかと思います。

その参考となるための「CMMI 適用と移行ガイド」がCMMI研究所からリリースさ
れておりますので、概要をご紹介します。

以下から無料でダウンロードできます。50ページほどのPDFファイルになります。
※ダウンロードするにはCMMI研究所のサイトのユーザー登録が必要です。

CMMI Adoption and Transition Guidance V2.0
https://tinyurl.com/yahta4od

このガイドでは、CMMI V2.0の適用または移行をうまく進めるためのステップを、
以下の6つに分けて紹介しています。
 1.LEARN         学習
 2.ESTABLISH OBJECTIVES 目標の確立
 3.ANALYZE        分析
 4.DEVELOP ACTION PLAN  対応計画の構築
 5.DEPLOY IMPROVEMENTS  改善策の展開
 6.ASSES CAPABILITY   能力の評定

各ステップでは、そのステップの概要説明、アクティビティ、考慮事項、活動例
やトレーニング、ツール、技法などの解説があります。各ステップの概要は以下
になります。
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ステップ1 LEARN 学習
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 最初のステップは、CMMIがどのように組織に利益を与えるかを学びます。CMMI
 とは何か、誰がどのように利用するのか、どのような効果をもたらすのかを、
 様々な媒体から情報を収集したり、事例を研究したり、CMMI入門コースなどの
 トレーニングを受講したりしてCMMIの理解を深めます。
 
 そして、CMMIを利用して改善を進めることのスポンサーシップを獲得します。
 
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ステップ2 ESTABLISH OBJECTIVES 目標の確立
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 このステップでは、組織の目標に整合した改善の目標を策定します。事業を成
 功させるために最も重要な目標を特定し、その目標を元にパフォーマンスを改
 善するための目標を設定します。
 
 目標設定の際には、GQMアプローチやSMARTといったテクニックを用い、測定可
 能な目標を設定することが推奨されています。GQMやSMARTは、以前に当メルマ
 ガでもご案内していますので、興味のある方はバックナンバーを参照ください。
 
 そして、目標に関連するCMMIのプラクティス領域を特定し、改善のための体制
 や予算、ツール等の基盤を整え、改善活動の計画を策定します。

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ステップ3 ANALYZE 分析
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 現在の組織のプロセスと、対象となるCMMIのプラクティスのギャップ分析を行
 い、ギャップを特定し、推奨される改善策の提案をします。
 
 V1.3からの移行を行う場合は、公開されているV1.3とV2.0のマッピング表が参
 考になると思いますので、こちらも活用するとよいでしょう。
 
 CMMI V2.1 to V1.3 Detailed Practice Mapping (Excel)
 https://tinyurl.com/y94bcdoo

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ステップ4 DEVELOP ACTION PLAN 対応計画の構築
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 ステップ3の結果から、対応計画(アクションプラン)を策定し、改善を実施し
 ていきます。
 
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ステップ5 DEPLOY IMPROVEMENTS 改善策の展開
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 ステップ4で改善した結果を組織内へ展開します。展開の際は、パイロットなど
 を行い、その結果を分析して、組織全体に展開するかどうかを評価します。

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ステップ6 ASSES CAPABILITY 能力の評定
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 最後のステップでは、プロセスや資産の評定、および事業目標に対するパフォ
 ーマンス結果の評定を行います。
 
 公式のアプレイザル手法では、中間評価の場合にはEvaluation、レベル判定の
 場合にはBenchmarkやSustainmentにてプロセスの評定を行います。
 
 そして、継続的な改善のため、次の活動に向けての計画を立てることがガイド
 されています。

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以上、簡単ですが、適用と移行ガイドの概要をご紹介いたしました。

改善活動のリーダーを任されたけど、どのように活動のマスタースケジュールや
WBSを作成してよいかさっぱり分からないという方は、このガイドで紹介されて
いるステップやアクティビティを計画策定時にお役立てください。

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さて、以下は余談です。

お気づきの方もおられるとは思いますが、これはCMMIの開発元のSEI(ソフトウェ
ア工学研究所)が提唱した改善ライフサイクルモデルであるIDEALモデルとよく似
たステップとなっております。IDEALはI(開始)、D(診断)、E(構築)、A(実施)、L
(発展)の頭文字をとったものです。

実質、CMMI研究所としては、CMMIを用いた改善ライフサイクルモデルはIDEALで
はなく、この適用と移行ガイドを推奨している形です。

であれば、この適用と移行ガイドを今後浸透させるには、この6つのステップに
も、IDEALとかPDCAとかDMAICのような略語があるといいのになあ、と個人的には
以前から思っているのですが、今のところCMMI研究所からは正式な略語は出てき
ていません。

CMMIの用語はいたるところで略語がつけられているのに、これに略語がないのは
少し残念です。というわけで、勝手に略語を考えてみようと思います。

単純に各ステップの頭文字をとるなら、LEADDAになります。読み方は「りーっだ」
と読めば良いでしょうか。いや、それはおかしいか。「りーだ」でもよいかも。
しかしDが2つあるのが違和感。

ではステップ4はPLANのPをとって、LEAPDAではどうか。
「りーぷだ」。語感の悪さがハンパない。

ステップ2をOBJECTIVESのOをとったらどうか。LOAPDA。
「ろーぷだ」。理想から離れました。

ステップ5をIMPROVEMENTSのIをとって、LOAPIA。
「ろーぴあ」もしくは「ろぴあ」。激安スーパー?

ステップ6をCAPABILITYのCをとって、LOAPIC。「ろーぴっく」。
語感は良くなってきましたが、もう少し。

ステップ5をIMPROVEMENTSのIに、残りを頭文字に戻してLEADIA。「りでぃあ」。
あ、結構いいかも。個人的にはこれが一番気に入りました。

今日はこの辺にしておきます。もしいい略語をCMMI研究所に提案したら採用され
るかもしれませんので、興味のある方はチャレンジしてみてください。
                                (大久保)
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次号は10月25日配信予定です。

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CMMIおよびSCAMPIは、CMMI研究所の登録商標です。
SEPGおよびIDEALは、カーネギーメロン大学のサービスマークです。
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