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第182号:Hello, Reiwa! 新しい時代はCMMI V2.0と共に

2019年5月24日発行

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┃月刊 銀ノ弾丸★ディスパッチャー      ┏┛Optimizing     ┃
┃≪≪プロセス改善のためのCMMI活用≫≫   ┏┛Quantitatively Managed┃
┃                    ┏┛Defined         ┃
┃発行:(株)大和コンピューター     ┏┛Managed          ┃
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我ら生まれた日こそ違えど死すときは同じ
                     (IPM SP 1.6 チーム群を確立する)

CONTENTS
■Hello, Reiwa! 新しい時代はCMMI V2.0と共に


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■ピーアール
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大和コンピューターは、CMMI研究所とのパートナ契約の下、公認のCMMIコースや、
CMMIの成熟度レベルを判定する評定手法SCAMPIによるアプレイザル等のサービス
をご提供しております。

▼サービス事例
・組織のメンバにCMMIの概要を伝える、トレーニングコース
・現在のプロセスの改善の機会を明らかにする、ギャップ分析
・改善の機会に対する改善策の検討の参加
・標準プロセスや各種テンプレートの作成活動に対する支援
・御社にインストラクタを派遣して実施するCMMI研究所公認CMMI入門コース

皆様のニーズに柔軟に対応しておりますので、まずはお気軽に下記までご連絡下
さい。
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/inquiries
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■Hello, Reiwa! 新しい時代はCMMI V2.0と共に
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2019年4月29日~5月1日に行われたCMMI WorkshopとCapability Counts 2019に参
加してきました。平成から令和になる瞬間を、アメリカで英語にまみれながら、
たくさんのCMMI V2.0の新情報や多数のプロセス改善事例と共に迎えました。

令和元年は皆さんと一緒にCMMI V2.0で鋭くスタートダッシュしていきたいです
ね。

では、今回は現地で得られたCMMI V2.0関連の新情報をお届けします。

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モデルの公式日本語訳の発行時期
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以前、CMMI V2.0の公式日本語訳は2019年の第1四半期(1~3月)にリリース予定
と発表されていたのに、どうしてまだ出てないんだと思っている方もいらっしゃ
るかと思います。

CMMI Workshopで発表された内容によると、モデルの公式日本語訳は「ほぼ完了
(Nearly Complete)」というステータスだそうなので、明確なリリース日の告知
はなかったものの、近々リリースされると予想されます。もう少し待ちましょう。

リリースされるとCMMI研究所からその旨のアナウンスがあると思いますが、すで
にモデルのオンラインビューアを導入済みの方は、特に何もしなくてもリリース
後からご自身のビューアのダッシュボード上で公式日本語版が利用可能になると
思われます。

なお、モデルの紹介資料である At-A-Glanceや、Associate試験の公式訳につい
ては、計画中ではあるもののリリース時期はまだ未定のようです。

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モデルの企業向けライセンス
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CMMIモデルのライセンスは、個人ごとに購入する個人ライセンスの他に、企業で
一括で購入するエンタープライズライセンス(以下、EPL)という形態があります。
今まで、EPLの価格を知るにはCMMI研究所に直接問い合わせするしかなかったの
ですが、今回のWorkshopで価格が公開されました。

以下が価格体系です。これらの人数の単位で購入が可能です。期間は1年間で、
()は1人あたりに換算した価格です。個人ライセンスの場合は、1年間で$250です
ので、人数が増えるほど1人あたりの価格は割安になります。

  10人   $1600($160)
  25人   $2750($150)
  50人   $7000($140)
 100人  $12000($120)
 150人  $15750($105)
 200人  $18000($90)
 無制限 $20000
 オプション:PDFアドオン
  10、25、50人ライセンス(1~50人)の場合は+$1000、
  100、150、200人ライセンス(51~200人)の場合は+$2000
 
購入するには、現時点ではCMMI研究所に直接申し込む必要があります。申込時に、
EPL購入企業のドメインと一致したドメインを持つメールアドレスをCMMI研究所
に人数分提出することで、個別にライセンスが付与されます。(出力するPDFに、
その登録メールアドレスが表示されます)

オプションのPDFアドオンは、そういった個別に付与されたライセンスに影響さ
れない(登録メールアドレスが表示されない)PDFファイルを入手できるものです。
無制限ライセンスには、このオプションが最初から含まれています。

ライセンス管理の手間を省くには、このオプションを付けて購入するか、利用者
の人数が多い場合には思い切って無制限バージョンを購入すると良いかもしれま
せん。

より詳しく知りたい場合は、下記のCMMI研究所サイトのサポートページにて、
「Enterprise License」のキーワードで検索すれば、各種情報が参照できます。
https://cmmiinstitute.zendesk.com/hc/en-us

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CMMI V2.0のアプレイザル事例
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2019年1月よりCMMI V2.0のアプレイザルは実施可能となっております。世界でも
一足早くV2.0の評定を実施した企業から、その実施事例や教訓などの発表がいく
つか行われていました。

V2.0の評定を検討中の組織には参考になりそうな要素が結構あったのですが、全
部の詳細は紹介しきれないので、いくつか箇条書きでピックアップしてみます。

◆現在の評定実施件数
・Workshopで発表されたデータによると、1~3月の期間に実施されたBenchmark
 (レベル判定の評定)は約10件、Evaluation(レベル判定を行わない簡易的な評定)
 は約30件だった。

◆ランサムサンプリングについて
・V2.0評定では、評価対象プロジェクトはランダムサンプリングにて割り当てら
 れるが、それを自動で行うCMMIアプレイザルシステム(CAS)を構築中(リリース
 予定は2019年9月)のため、現在はリードアプレイザから提出された評定計画の
 情報を元に、CMMI研究所が手動で割り当てを行っている。

・評定計画の中で、対象組織内に存在するプロジェクトと、そのサブグループを
 一覧化する。各プロジェクトのプラクティス領域(PA)ごとに、以下を設定する。
  - Applies:エビデンス提供可能
  - Not Yet:まだ未実施なのでエビデンス提供不可
  - Not Applicable:スコープ外

 スコープ外にできるのは、供給者合意管理(SAM)、組織レベルのみで実施する
 PAであること(例:OT,PAD,PCM)、ターゲット外の成熟度レベルのPAであること、
 などの条件がある。

 スポンサーまたはリードアプレイザは、1つのプロジェクトのみ、評価対象と
 なる能力領域(CA)とPAのペアを事前に指定できる。
 
◆CMMI V2.0でのBenchmarkアプレイザル実施事例
・米国の大企業であるCACI社が実施したCMMI Development V2.0 成熟度レベル3
 の評定事例を紹介するセッションにて、評定の概要や準備の進め方、実施した
 結果得られた教訓などが紹介された。
 ○評定スコープ、参加者
  - 2390人の組織でサブグループは3つ、プロジェクトは25件存在する。
   そのうち、ランダムサンプリングで評定対象に選出されたプロジェクト数
   は14件、支援グループは3件。
  - 評定チームメンバは8名、インタビューイは43名。
 
 ○準備の進め方
  - 評定実施フェーズが開始される60日前にランダムサンプリングにより対象
   プロジェクトが決定。そこから、準備作業として評定を実施する上の課題
   を300件特定し、かんばんボードを使って約11週かけて課題の対処を管理。
 
 ○得られた教訓
  - ランダムサンプルにより、V1.3の評定よりも多くの改善の機会が得られた。
  - 対象プロジェクトが決まるのが、早くても実施フェーズの60日前という制
   限があるため、関係者への通知やデータの収集方法の見直し等、特に大規
   模な組織では、多くの緊急事態が発生するので注意を要する。準備作業に
   おいて、この60日間は集中的にリソースを割り当てたほうが良い。

以上です。メルマガでの少ない文章量では伝わりにくかった面もあるかと思いま
すが、ご参考になれば幸いです。さらに詳細がお知りになりたい方は、別途ご相
談ください。
                                (大久保)
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次号は6月25日配信予定です。

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CMMIおよびSCAMPIは、CMMI研究所の登録商標です。
SEPGおよびIDEALは、カーネギーメロン大学のサービスマークです。
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