CMMI V1.2 日本語版リリースまでの暫定処置がSEIで検討されています。
まず現状を確認しておきましょう。
・CMMI V1.1の入門コースは年内しか実施できません。SEIは、来年の1月からはV1.2のコースしか認めておりません。
・日本語版CMMI V1.2は来年の8月を目処にリリースされる予定で、日本語版のCMMI入門コースは、モデルリリース後2ヶ月以内にリリースされるようです。
ということは、来年の10月ごろまで日本語の教材を使用したCMMI入門コースが受講できなくなります。
そこで、日本語版のCMMI入門コースに関してSEIで暫定処置が検討されています。
V1.2の差分を説明すれば、CMMI V1.1日本語の教材を使用してコース開催できるようになりそうです。尚、このコースは正式なV1.2のコースではないため、登録はV1.1になります。
日本語の資料で教育を受けたいとか、SCAMPI V1.1のアプレイザルチームメンバになるためにV1.1の教育が必要であるとか、この日本語版CMMI V1.1入門コースにご興味ある方は、ご連絡ください。開催を検討いたします。
正式に決まれば、またお知らせします。
第33号:CMMI V1.2 日本語版リリースまでの暫定処置
2006年12月25日
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CMMI V1.2 日本語版リリースまでの暫定処置
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プロセス領域の4カテゴリ
まいどですぅ。CMMやCMMIの理解をより深めていただくために、私CMMセミナー担当の西田理恵子が、プロセス改善活動家なら必ず押さえておきたい情報を簡単に
説明していきます。
では今月は、プロセス領域の4カテゴリについて。
プロセス領域は、下記4つのグループに分けることができます。●プロジェクト管理
プロジェクトの計画や監視、制御に関連したプロジェクト管理の活動を含んだプロセス領域のグループ
- プロジェクト計画策定(PP)
- プロジェクトの監視と制御(PMC)
- 供給者合意管理(SAM)
- 統合プロジェクト管理(IPM)
- リスク管理(RSKM)
- 統合チーム編成(IT)
- 統合供給者管理(ISM)
- 定量的プロジェクト管理(QPM)●プロセス管理
プロジェクト横断的な活動(定義や計画、リソース、展開、実装、監視、制御、審査、計測、改善に関連する活動)を含んだプロセス領域のグループ
- 組織プロセス重視(OPF)
- 組織プロセス定義(OPD)
- 組織トレーニング(OT)
- 組織プロセス実績(OPP)
- 組織改革や展開(OID)●エンジニアリング
システムエンジニアリングやソフトウェアエンジニアリングのようなエンジニアリングに関連した活動である成果物の開発や保守活動をカバーしたプロセス領域のグループ
- 要件管理(REQM)
- 要件開発(RD)
- 技術解(TS)
- 成果物統合(PI)
- 検証(VER)
- 妥当性確認(VAL)●支援
成果物の開発や保守を支援する活動をカバーしたプロセス領域のグループ
- 構成管理(CM)
- プロセスと成果物の品質保証(PPQA)
- 測定と分析(MA)
- 統合のための組織環境(OEI)
- 決定分析と解決(DAR)
- 原因分析と解決(CAR)今月は以上です。
では、さようなら。アディオス!