CMMI V2.0 セルフチェックシート 自社のソフトウェア開発プロジェクトをチェックしてみましょう

計画(PLAN)

01
プロジェクトの作業を完遂するためのアプローチとして、フェーズの定義や作業の実施方法などを、WBSやプロジェクト計画書などで明確にしていますか?
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02
プロジェクトを実施するために必要な知識やスキルの計画を立てていますか?
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03
マイルストーンリスト、スケジュール表、採算計画などを作成し、プロジェクトのスケジュールや予算を計画していますか?
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04
体制図や責任分担表、コミュニケーション計画などで、誰がどのようにプロジェクトに関わるかを計画していますか?
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05
運用と支援への移行について計画していますか?
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06
関係者とのレビューなどにより、計画した資源と利用可能な資源の隔たりがないかを確認し、調整をしていますか?
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07
プロジェクト全体の計画書を文書化し、変更があった際は適宜反映していますか?
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08
プロジェクト計画をレビューし、プロジェクト計画書の承認、キックオフミーティングなどにて、計画を遂行する責任を持つ関係者からコミットメントを獲得していますか?
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プロジェクトの作業を完遂させるための戦略やアプローチを計画し、文書化します。例えば、プロジェクトの作業範囲や要件、制約等に基づいて、プロジェクトの活動をいくつかのフェーズに分割し、各フェーズで何をするのかをを文書化して明確にしておきましょう。フェーズの分割は、プロジェクト遂行途中でのチェックポイント(マイルストーン)を決めるための参考になります。

プロジェクトを実施するために必要なスキルは様々です。例えば、プロジェクト管理経験、要件分析技法、プログラミング技術、業務知識、組織の標準プロセスの知識などです。そのプロジェクトで必要なスキルを洗い出し、それが足りなければどのように補うかを計画しましょう。

プロジェクトを管理する基盤として、工数や費用の見積もりに基づいて予算の割り当てと、スケジュールの作成を行います。スケジュールを作成する際には、タスクの依存関係を考慮することも重要です。納期に対するクリティカルパスなども整理しておくとよいでしょう。また、プロジェクト遂行途中での状況評価や以降のプロジェクトの進め方に対する意思決定、費用やスケジュールの見直しのため、マイルストーンを明確にしましょう。

プロジェクトには、組織内の参加者だけではなく、顧客やエンドユーザー、協力会社のメンバなど、様々な利害関係者が参加します。プロジェクトの様々なフェーズにおいて、利害関係者を体制図や利害関係者一覧などで特定し、責任分担表やコミュニケーション計画、会議体の定義などで、どのように関わるのかを計画しましょう。

納品前にテストをきちんとして納品物の欠陥を除去しても、最終的に顧客への納入作業に問題があれば、これまでの作業は台無しです。移行を問題なく実施できるように計画を立てましょう。移行計画には、使用する設備やサポートやメンテナンスに関する項目を含めるとよいでしょう。
移行計画は、プロジェクト計画に含まれることもあるでしょう。小規模なプロジェクトの場合でも、移行や納品について取り上げなければなりません。

計画をつくったとしても、それに必要な資源や期間が得られない場合があります。プロジェクト計画に対するコミットメントを得る為には、実行可能だと皆が感じられることが重要です。そこで、要員やスキルの見直し、スケジュールの見直し、予算の調整などを行ない、実現可能な形にしていきます。

関係者の理解やコミットメントを得る為に、上記で取り上げてきた各計画は、それらを包括したプロジェクト計画書として文書化する必要があります。また、変更があれば、適切なタイミングで反映し、維持していくことも重要です。

作成したプロジェクト計画が、実際に実行可能かどうかを十分に確認し、計画に従う全ての人が計画を十分に理解し、納得する必要があります。プロジェクトで作成されるすべての計画をレビューすることにより、プロジェクトの範囲、目標、役割、果たさなければならない責任を理解することが重要です。
計画を遂行する責任を持つ利害関係者から、計画のコミットメントを獲得することが必要です。プロジェクトマネージャや、その所属組織の長といった社内の人達から承認を得ることはもとより、キックオフミーティングなどの場を用いて顧客やエンドユーザー、プロジェクトメンバへの計画説明も行い、その役割や果たすべき責任についてコミットしてもらうことが重要です。

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