製品・ソリューション

第175号:リスク管理を形骸化させる方法

2018年10月25日発行

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┓
┃月刊 銀ノ弾丸★ディスパッチャー      ┏┛Optimizing     ┃
┃≪≪プロセス改善のためのCMMI活用≫≫   ┏┛Quantitatively Managed┃
┃                    ┏┛Defined         ┃
┃発行:(株)大和コンピューター     ┏┛Managed          ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┛
群馬県が鶴の形だということを群馬県民以外で知っている人いる?
                (PP SP 2.5 必要な知識とスキルを計画する)

CONTENTS
■リスク管理を形骸化させる方法


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ピーアール
────────────────────────────────────
『CMMI研究所公認 CMMI入門コースv1.3』
A) 2018年11月14日(水)~16日(金)の3日間
B) 2019年 2月 6日(水)~ 8日(金)の3日間
システム・ソフトウェアエンジニアリングの管理者、エンジニア、アプレイザル
チームメンバ、プロセス改善担当者等の方々にCMMIの基礎となるコンセプトをご
紹介するコースです。
※PMP保持者は、カテゴリB(継続教育)の申請にて25PDUの取得が可能です。
メルマガ読者割引あります。申込時にその旨お伝えください。
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/seminar/introv1_3
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ピーアール
────────────────────────────────────
『CMMI事例紹介コース』
2018年11月21日(水)~22日(木)の2日間
CMMIモデルは抽象的で理解しにくいと感じている人や、公式CMMI入門コースを受
講しただけでは消化不良気味だった人も、このコースで具体的な事例を知ること
で、より実践的な知識に結びつけられます。
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/seminar/practice
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ピーアール
────────────────────────────────────
大和コンピューターは、CMMI研究所とのパートナ契約の下、公認のCMMIコースや、
CMMIの成熟度レベルを判定する評定手法SCAMPIによるアプレイザル等のサービス
をご提供しております。

▼サービス事例
・組織のメンバにCMMIの概要を伝える、トレーニングコース
・現在のプロセスの改善の機会を明らかにする、ギャップ分析
・改善の機会に対する改善策の検討の参加
・標準プロセスや各種テンプレートの作成活動に対する支援
・御社にインストラクタを派遣して実施するCMMI研究所公認CMMI入門コース

皆様のニーズに柔軟に対応しておりますので、まずはお気軽に下記までご連絡下
さい。
https://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/inquiries
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■リスク管理を形骸化させる方法
────────────────────────────────────
今夜は、リスク管理を形骸化させる方法を教授する。

1) まずはリスクの特定について

リスクの特定を具体的にしない。リスクを特定しないのではない。ぽやけたリス
クにする。何に対して対策をとればいいのかわからないぐらいハイレベルの抽象
度の高い表現にする。

例えば、次のように。
・品質が確保できないかもしれない
・予算を超過するかもしれない
・進捗が遅れるかもしれない

品質確保とは具体的には何なのか、どの成果物のことなのか、どの作業のことな
のか、リスクが顕在化したかどうかいつ判断するのか、いっさい明確にしない。


2) リスクの分析

特定したリスクに対して分析を行い、優先順位を決めることになっていると思う。
大抵は、リスクが顕在化する確率とかリスクの影響度とか。

ぼやけたリスクに対しては、どんなに考えたってまともに分析なんてできない。
具体的でないリスクに対してあれこれ考えるのは時間の無駄である。適当に済ま
せておこう。


3) リスクの軽減

リスクの軽減について考える。リスク軽減計画と有事対応計画の2つがある。

リスクが問題になる前に先を見越してリスクを低減するために策定されるのがリ
スク軽減計画で、顕在化したリスクに対応するために策定するのが有事対応計画
としておく。

どんなリスクに対してもリスク軽減計画は、「定期的に監視する」とする。

これでリスクが軽減するのか? もちろんしない。リスク管理が形骸化するだけ
だ。実際には監視しないし、監視した記録も作らない。

有事対応計画は、どんなリスクに対しても「関係者と話し合い調整する」とする。

これは計画なのか? 何も決めていないのではないか? そのとおり。

優先順位に関係なくすべてのリスクに対して、リスク軽減計画と有事対応計画の
2つを必ず用意する。優先順位を決めたことを無意味にするのだ。

上記のリスクの特定、分析、軽減には、プロジェクトの目標や制約や背景などは
いっさい考慮しない。なるべくプロジェクト固有の要素を入れないようにする。
汎用的なものを作ろう。

そうすると、別のプロジェクトを実施するときに、ただコピー&ペーストするだ
けで使える。圧倒的な時間の節約だ。


4) 品質保証、アプレイザル、内部監査、ISO審査への対処

品質保証の人やアプレイザや内部監査員やISOの審査員が、このようなリスク管
理に対してつっこんでくるかもしれないが、そのときはどうするか?

リスクという発生していないものを管理することは、このプロジェクトにおいて
現実的には非常に難しいと言って、苦労しているふりをして、プロジェクトの特
殊性と努力をアピールしておけば、OK。


これで押しも押されもせぬリスク管理の形骸化が完成した。

但し、私には通用しない。もしアプレイザルでこんなリスク管理をみれば、弱み
として指摘する。
                                 (穴田)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次号は11月22日配信予定です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
CMMIおよびSCAMPIは、CMMI研究所の登録商標です。
SEPGおよびIDEALは、カーネギーメロン大学のサービスマークです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

人気のある記事

購読はこちらから

CMMI®を実装していくために役立つ情報、CMMI関連のニュースやイベント情報、イベントレポートなどを無料でお届けいたします。また、ソフトウェアプロセス改善についての意見交換の場としても活用していきたいと思っております。
配信は月1回(25日頃)を原則といたします。

まぐまぐ!による配信

読者購読規約

メルマ!による配信
大和コンピューターによる配信 メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。
個人情報の取り扱いに同意して

個人情報の取り扱い

会社の名称
株式会社大和コンピューター
個人情報保護管理者(若しくはその代理人)の氏名又は職名、所属及び連絡先
個人情報保護管理者代理人
職 名:メルマガ担当
所 属:コンサルティング部
E-mail:cmmnet@daiwa-computer.co.jp
利用目的
メールマガジンの配信
個人情報を第三者に提供する予定
個人情報の取扱いの委託を行う予定
下記の求めに応じる問合せ窓口
・開示対象個人情報の利用目的の通知
・開示対象個人情報の開示
・開示対象個人情報の訂正、追加又は削除
・開示対象個人情報の利用又は提供の拒否権
受付窓口
メルマガ担当
E-mail:cmmnet@daiwa-computer.co.jp
本人が個人情報を与えることの任意性
任意
当該情報を与えなかった場合に本人に生じる結果
メールが届きません。
本人が容易に認識できない方法による個人情報の取得

お問い合わせ

Copyright® DAIWA COMPUTER CO.,LTD. All Rights Reserved.

JASDAC証券コード:3816 CMMI Institute Partner CMMI V2.0 成熟度レベル5 ISO認証取得 プライバシーマーク付与認定取得